設備について

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園舎

2009年日本建築学会作品選奨受賞
福岡市福祉のまちづくり条例認定

環境

博多湾に浮かぶ島々まで見渡すことが出来る壮大なロケーションの中で、子どもたちの夢を育み、大人たちの心をも豊かにしてくれる場所を生み出したい。その願いから生まれたのが現在の園舎です。内外を穏やかに連続させ、眺望と風の流れを意識した造り。2歳から6歳という年齢に応じた移動距離や高低差、活動範囲が考慮された見事な設計です。既存の棚田を造成しながらも大きく3つのレベルに整理。年齢ごとに中庭を囲みながら開かれたスペースを目指しました。
まず、園舎は床から1mの高さまで、 園児の身長を考え、収納や壁で囲むことにし、その上部は出来る 限り開放的に透過性を高めたいと考えました。それは、部屋の中に居ながらにして自然を感じ、なおかつ落ち着いた環境を生み出すことが重要だと思ったからです。教諭にとっては互いの部屋を透過しながら視線を行き来させ、コミュ ニケーションが取れる空間にすることが安心できる幼稚園を実現する上で必要だと考えました。
また、大きな庇(ひさし)としての外部廊下までを保育室と捉え、軽やかな屋根の下で内外一体となった園児の居場所を考えています。大きな屋根をいかに軽やかに見せるか。スパンを飛ばしながらも木造の柱が森の延長として自然に溶け込むようにと、さまざまな検討の末、柱は上部で枝分かれし、格子梁を支持することになりました。2本、あるいは3、4本と場所によって異なる枝分かれは、子どもたちの小さいスケールにいっそう馴染む空間を生み出していま す。なお、各保育室は、園児の集う高さ1mの範囲を空調対象範囲として、床から冷暖房によって室内環境をコントロール。中間期のほとんどはトップライトからの光と風の抜けといった自然通風採光によって環境が保たれています。

日本建築学会作品選奨受賞

さつき幼稚園の新園舎は2009年の日本建築学会作品選奨を受賞しています。子どもの生活空間のあり方を正面から捉え、子どもたちの目線に立って、子どもたちの居場所を巧みに創りあげたこと。また、木材の持つ可能性を大らかに表現したことが評価されました。同賞は1995年に制定され、(社)日本建築学会が1989年より毎年刊行している『作品選集』に掲載された作品の中から、学術・技術・芸術の観点から見て、特に優れた作品を表彰するもので、住宅設計、修景設計、広場設計、団地設計など都市デザイン的な領域を幅広く含むことが特徴となっています。2009年度は『作品選集2009』に掲載された100作品(応募総数290点)の中から、作品選奨選考委員会が現地審査の対象となる24作品を選定し、現地審査を経て、最終的に当園を含む11作品が選ばれました。(参照:建築知識web)

日本建築学会作品選奨受賞

構造

構造は日本建築構造技術者協会(JACA)新人賞を受賞した岡村仁先生にお願いしました。通常使われる木造の1.5倍ほど大きな柱(180×180)を数多く配置していることが特徴で、柱と頓杖(斜め材)、屋根梁(格子梁)が一体となって、樹木のような強いフレームを形成しています(剛接架構)。住宅など普通の木造建物は筋交い(壁)によって地震に抵抗しますが、剛接架構はこれに比べて粘り強い構造となっており、当園では柱の下部に特殊な接合方法を用いるなど、さまざまな工夫がなされています。また、大地震に対しては、耐震設計の標準的な数値である設計せん断力系数(CO)を通常(0.2)の1.5倍(=0.30)で設計しており、高い耐震性を確保すると同時に、台風などの強い風に対しても強い構造となっています。

素材

全ての材料にフォー・スター(☆☆☆☆)の証明がなされたものを使用しています。ホルムアルデヒドの対策も万全なグレードの最も高い素材です。また、 床に関しては無垢の床材を使用しています。また、壁は耐火性に優れており、福岡市の防火優良施設に認定されています。

植栽

植栽は上野動物園のゴリラ・トラ・タンチョウヅルの檻から六本木ヒルズ、成田空港、板付遺跡、愛・地球博のトヨタパビリオンまでを広く手がけるGAヤマザキの山崎誠子先生にお願いしました。山崎氏は日本造園植物研究会事務局長でもあり、フラワーポットのデザインから緑を生かした町づくりまで、緑に関することならすべてお任せのガーデン・アーキテクトです。

飼育小屋

敷地内にある小屋ではミニチュアホースのマコちゃんやウサギ、リクガメなどを子どもたちと一緒に飼育しています。動物と直接触れ合う機会の少ない現代の子どもたちにとっては癒しや安らぎを与えてくれる大切な場所。そうした場所を通じてさまざまな驚きや感動を経験した子どもたちは「つよく・ かしこく・やさしい」人間に育っていきます。

その他

駐車場は常時200台、最大350台分のスペースを確保。最大1000人収容可能な遊戯室に0系新幹線を使った図書スペース、また徹底的に衛生管理された給食室や10mプール、広い園庭とは別に各クラスごとに用意された中庭など、充実した設備が満載です。

施設概要

施設名称 さつき幼稚園
主要用途 幼稚園
建 主 学校法人 福岡自然学園
設 計 建築・監理 シーラカンス K&H
構 造 空間工学研究所(岡村 仁)
植 栽 GAヤマザキ(山崎誠子)
施 工 安藤建設九州支店
構 造 木造 鉄筋コンクリート造 杭・基礎 直接基礎
面 積 敷地面積 13,174.23㎡ 建築面積  2,405.16㎡
敷地面積 13,174.23㎡ 建築面積  2,405.16㎡
1階 2,113.81㎡ 2階:283.86㎡
建蔽率 20.26%(許容:40%)
容積率 20.62%(許容:50%)
階 数 地下1階 地上2階
設計期間 2003年10月~2005年4月
施工期間 2005年7月~2006年3月
所在地 福岡県福岡市早良区西油山154